1950年、セントラル·リーグの誕生に合わせて設立された、広島東洋カープ。
『カープ』の由来は、広島城が『鯉城』と呼ばれていたことと、滝を登る鯉の姿に広島復興の想いを込めたことによります。
球団の資金難を救うべく広島市民が酒樽に募金を募った「樽募金」で球団存続に必要な費用を集め、球団も四方八方手を尽くし解散を回避したことは、 市民の暖かい支援があったから今があると言っても過言ではありません。
今、特に増えているのは、昔の強かった時代を知らない若い世代のカープファン。
特に女性が多く「カープ女子」と呼ばれています。
苦しくても、お金がなくてもひたむきに生きていく……そういうカープの姿に自分の姿を重ねている女性ファンが急増していき、地元だけでなく、日本中のあちこちからカープを応援するファンが増えていきました。
2015年、待ちに待った黒田博樹投手の復帰によって、広島が、文字通りの「優勝候補」として語られる、これは何年ぶりのことだろうか。
その言葉通り、2016年。
25年ぶりとなるセ·リーグ優勝を果たした、広島東洋カープ。これを記念し、2016年11月５日（土）に広島市内でカープ優勝パレードが開催されました。
カープ優勝パレードは、1975年以来なんと41年ぶりでした！
ＮＨＫ広島放送局の協力を得て、首都圏のカープファンにも感動を共有してほしいということで、観覧会が行われることにもなり、大変喜ばしいこととなりました。
ホームでは決められませんでしたが、巨人のホーム東京ドームにはカープファンがたくさんいました。
かなり上の席まで観客が入っていたので、カープファンの熱気を大変感じる試合となりました。
ファンの熱い思いに応えていくたびにファンの盛り上がりは強くなる一方です。