SilverFast Ai Studio、Archive Suite専用のトランスパレントフィルム用(透過原稿)のカラーターゲットです。
「ターゲット」とは、スキャナーの正確な色認識能力を計算し、スキャナーの特異点を識別する測定テーブルの一種です。
スライドのような半透明のフィルム素材のスキャン用のカラープロファイルを生成します。
<キャリブレーションとは>
スキャンするフィルムの色を正確にデータ化するために必要な作業です。
スキャナーの製品特性や経年劣化による特性変化、温度、湿度、明るさなどの環境要因による色の違いを補正し、色に与える影響を最小限に抑えることができます。
本製品を使用しスキャナープロファイルを自動で作成することが可能です。
スキャナのキャリブレーションが完了すると、SilverFastは測定されたカラー値からスキャナ用の個別のカラープロファイルを作成し、自動的に起動します。適切な参照ファイルを探したり、入力プロファイルとしてプロファイルを自分で設定したりする必要はありません。
<よくある質問>
Q: SE版を使っていますが、IT8キャリブレーション機能をオプションで購入できますか?
A: 残念ながら、それはできません。プロフェッショナルバージョンのSilverFast Ai StudioとArchive Suiteのユーザーのみが利用できます。SE版ライセンスをお持ちの方は、レーザーソフトイメージングオンラインストアよりAi StudioとArchive Suiteに割引料金でアップグレードすることができます。
Q: 反射原稿と透過原稿のスキャンをそれぞれ校正済みの状態で実行するには、異なるターゲットがそれぞれ必要ですか?
A: はい、異なるターゲットが必要になります。スキャナ内光源が異なるため、プロファイルも異なるものを作成する必要があります。したがって、必要に応じて反射原稿用のターゲットと透過原稿用のターゲットの両方をご用意ください。
例えば、透過原稿をスキャンし生成されたスキャナプロファイルは、反射原稿をスキャンする際には考慮されず、この場合、反射原稿はキャリブレーションされることなくスキャンされます。
Q: Delta-E値(色差)とは?
A: IT8のキャリブレーションが最終的に完了すると、SilverFast は測定された平均偏差のDelta-E値を表示します。この偏差は、各カラーフィールドの参照ファイルの期待値からの測定値の平均偏差です。通常0.8から3.0の範囲です。
Q: Ai Studio体験版でIT8キャリブレーション機能を試すことはできますか?
A: 残念ながらできません。
※この製品はSilverFast Ai StudioとArchive Suiteのみ使用可能です。