ころ軸受
高精度、高速、長寿命、均一な負荷分散、高い推力負荷に耐えることができます。
構造と紹介
ソリッドカラー針状ころ軸受
ソリッドカラー針状ころ軸受はコンパクトな構造で、ラジアルサイズが小さく、負荷容量が大きいため、ラジアル全体のサイズが制限されている部品に適しています。シャフトやハウジングが揺動する場合にも広く適用されます。一般に、針状ころ軸受はラジアル荷重のみに耐え、アキシアル荷重には耐えません。軸にアキシアル荷重がかかる場合は、他の軸受と組み合わせて使用できます。ただし、シャフトやハウジングの軸方向のずれを制限するものではありません。針状ころ軸受の限界回転速度は低くなります。主機の高速回転では、できる限り保持器付針状ころ軸受を選定します。他のタイプの針状ころ軸受と比較して、同じラジアルサイズの状況下では、針状ころ軸受は大きな負荷容量と高剛性を備えていますが、摩擦トルクが高くなっています。
この種のベアリングには、構造とサイズが異なる多くのシリーズがあります。軸ジャーナル面やアウターハウジングの転動面の硬さ、加工精度、表面粗さは、軸受のつばと同じであることが要求されます。G2級の針状ころは、グループ内で直径が2μm以内のバラツキがあります。総ころ針状ころ軸受を除いて、針状ころの平行軸線を正しく案内できる剛性保持器を備えています。
特徴と分類
RNA NK形 針状ころ軸受 内輪なし
内輪なし針状ころ軸受は、ラジアルサイズが制限される部品に適しています。内輪がないため、軸ジャーナルのはめあい面が直接転動面となります。表面硬度はHRC60以上、表面粗さはご要望に応じます。